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概要:[15日 ロイター] - オーストラリアの銀行最大手、コモンウェルス銀行(CBA)が15日に発表した2022年7─12月期決算は、利益が過去最高を記録した。金利上昇に伴い利ざやが拡大した。同行は10億
[15日 ロイター] - オーストラリアの銀行最大手、コモンウェルス銀行(CBA)が15日に発表した2022年7─12月期決算は、利益が過去最高を記録した。金利上昇に伴い利ざやが拡大した。同行は10億豪ドル(6億9860万ドル)の自社株買いを行うと明らかにした。
ただ、高金利環境が住宅ローン事業を圧迫するとの懸念や、利ざやに当たる純金利マージンが既にピーク水準にあるとの見方から、株価は一時約6%下落した。
7─12月期の継続事業の利益は、前年の47億5000万豪ドルから51億5000万豪ドルに増加した。ビジブル・アルファの市場予想(51億7000万豪ドル)とほぼ一致した。
中間配当は、前年同期の1.75豪ドルから2.10豪ドルに引き上げた。
貸倒引当金は5億8600万豪ドル(4億0900万米ドル)積み増した。強いインフレ圧力や金利上昇、不動産価格の下落を背景に企業向け融資の伸びが鈍った。
マット・コミン最高経営責任者(CEO)は「企業の信用の伸びは2023年には緩やかになり、経済成長も鈍化すると予想している。ただ、オーストラリア経済のソフトランディング(軟着陸)は可能だと楽観している」と述べた。
中銀の利上げに伴い預貸の利ざやに当たる純金利マージンは前年の1.92%から2.10%%に上昇した。ただ、同行は、住宅ローン事業の競争が激化していると説明した。
金利上昇で住宅ローン借り入れコストも上昇しており、国内の住宅市場は鎮静化しつつある。
CBAの7─12月の住宅ローン総貸出額は770億豪ドルで、前年同期の940億豪ドルから減少した。
シティバンクは決算発表後の調査ノートで下期(1─6月)の見通しについて、預金者の他行への乗り換えがさらなる逆風となる可能性が高く、住宅ローン市場の状況も悪化し、政策金利はピークに近づいているため、純金利マージンが既にピークを打ったとの懸念が強まるだろうと指摘。
「資産の質は高かったが、収入への追い風が弱まり始めているため、今後は質が悪化するとの見方につながる可能性が高い」とした。
コミンCEOによると、純金利マージンは新型コロナウイルス禍前の水準にはまだ戻っておらず、月次ベースで10月にピークを打った。
同行は7─12月期に不良資産を5億ドル減らし、63億ドルとした。
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