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概要:[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(133.11/12円)からほぼ横ばいの132.07/09円付近で取引されている。米消費者物価指数(CPI)が予想を上振
[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(133.11/12円)からほぼ横ばいの132.07/09円付近で取引されている。米消費者物価指数(CPI)が予想を上振れたことから早期利下げ観測が後退し、ドルは底堅く推移した。
ドルは朝方、米国債の償還に伴う売りや実需による売りが出たとみられ、それまでの133円前半から一時132.55円付近まで下落。「3月末に向けてドルの利益確定売りが出やすく、季節的に円高になりやすい」(外銀)との声が聞かれた。ただ、その後は押し目買いに支えられ133円前半まで水準を戻した。
前日発表された米CPIが予想を上回り、米ターミナルレート(利上げ最終到達点)予想が5.25-5.50%へ引き上がった。
みずほ銀行のチーフマーケットストラテジスト、鈴木健吾氏は「早期の利上げ停止や利下げ観測の後退を背景にドル買い/円売り地合いとなっており、ドルは135円超えをうかがうような動きになりやすい」とみている。
一方で、米国の債務上限問題への懸念はドル売り圧力となるほか、日銀の政策修正の思惑も根強く円高リスクも残っている。
クレディ・アグリコル銀行の資本市場本部シニア・アドバイザー、斎藤裕司氏は「(米CPIの結果を受け)年内の利下げ観測は後退するなど、市場の見方は米連邦準備理事会(FRB)側に寄った。ただ、ターミナルレートが6%まで引き上がるなどドルに対して強気になっているわけではない。1月6日の高値134.78円付近がレジスタンスとなるのではないか」との見方を示した。
英ポンド/円は午後3時時点で161.68/72円付近で、日中は利益確定売りが優勢だった。昨年10─12月の賃金(ボーナスを除く)は前年比6.7%増と01年以降で最大の伸びとなり、2年債利回りは昨年10月以来4カ月ぶり高水準まで上昇。ポンドは1カ月半ぶり高値となる162円台へ上昇していた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 133.07/09 1.0713/17 142.59/63
午前9時現在 132.98/00 1.0734/38 142.75/79
NY午後5時 133.11/12 1.0735/39 142.89/93
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