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概要:[パリ 16日 ロイター] - 欧州の航空機メーカー、エアバスが16日発表した2022年決算は、調整後利益が予想を上回った。ただ年間納入機数は当初目標を大幅に下回った。エアバスは人気のナローボディー機
[パリ 16日 ロイター] - 欧州の航空機メーカー、エアバスが16日発表した2022年決算は、調整後利益が予想を上回った。ただ年間納入機数は当初目標を大幅に下回った。エアバスは人気のナローボディー機A320neoの生産計画を事実上引き下げた。
昨年の納入機数は661機。8%増加したものの、当初目標の720機を大きく下回った。目標は700機に下げられ、年末近くに取り下げられていた。
ギヨーム・フォーリィ最高経営責任者(CEO)は、サプライチェーンが想定通りに回復しなかったと指摘した。
今年の商用機納入数は720機を予想。
A320neoの生産について、月産65機の目標達成は24年末に後ずれし、25年を想定していた月産75機体制になるのは26年になると予想。「供給に生産を合わせている」とフォーリィ氏は説明した。
最新のワイドボディー機、A330neoの生産は、現在月3機程度から24年には同4機に増やす計画だとした。
22年の調整後営業利益は56億2700万ユーロ。年金関連の要因が寄与し16%の増益になった。
売上高は13%増の587億6300万ユーロ。納入機数の増加とドル高が押し上げた。
純現金は94億ユーロに増加し、自社株買いの目安と以前指摘していた水準近くとなった。
今年の調整後営業利益目標は60億ユーロ(64億ドル)とした。
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