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概要:[東京 17日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。週間でも下落する見通しとなっている。堅調な米経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けた利上げを継続するとの見方が高まり
[東京 17日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。週間でも下落する見通しとなっている。堅調な米経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けた利上げを継続するとの見方が高まり、燃料需要を巡る懸念につながった。
0105GMT(日本時間午前10時05分)時点で、北海ブレント原油先物は0.49ドル(0.6%)安の1バレル=84.65ドル。米WTI原油先物は0.46ドル(0.6%)安の78.03ドル。週間ではともに約2%下落する勢いだ。
1月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.7%上昇した。12月は0.2%低下していた。
また米新規失業保険週間申請件数も予想に反して減少した。
フジトミ証券の斎藤和彦チーフアナリストは、強い米指標を受けて利上げを巡る懸念が高まり米国債利回りが上昇したことから、原油などコモディティー(商品)価格が圧迫されたと指摘。米原油在庫の増加も重しとなったと述べた。
米エネルギー情報局(EIA)は15日、先週の米原油在庫が2021年6月以来の高水準に増加したと報告した。
ただ、斎藤氏は中国の燃料需要回復への期待感から下げは限定的にとどまっているとし、当面は明確な方向性を欠いた小幅なレンジ相場が続くとの見方を示した。
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