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概要:*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米FRBの引き締め加速期待も利益確定売りに警戒8日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米FRBの引き締め加速期待も利益確定売りに警戒
8日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派的な議会証言を受け、引き締め加速を期待したドル買いが継続。
ただ、上昇ピッチの速さから、利益確定売りが一段の上値を抑えそうだ。
パウエルFRB議長は前日の上院銀行委員会で足元の堅調な経済指標を挙げ、「利上げペース加速の用意がある」と明言。
期待を上回るのタカ派的な見解は米10年債利回りを押し上げ、ドル買い優勢に。
ユーロ・ドルは1.05ドル半ばに軟化、ドル・円は137円台に浮上した。
本日アジア市場でもその流れが受け継がれ、ドル買い地合いが強まった。
また、日本の経常赤字拡大で円売りに振れ、抵抗線を上抜け137円後半に値を切り上げた。
この後の海外市場は主要中銀の政策方針が材料視される。
今月21-22日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%利上げが予想され、米金利高・ドル高が見込まれる。
また、豪準備銀行やカナダ銀行の利上げ休止の方向とみられ、豪ドルやカナダドルが売られればドルの押し上げ要因に。
一方、ラガルド欧州中銀(ECB)は追加の引き締めに前向きで、ユーロ高がドルを下押し。
ドル・円は上昇基調も、大幅高により利益確定売りが出やすい。
【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・10-12月期GDP確定値(前年比予想:+1.9%、改定値:+1.9%)
・19:00 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁講演(WTO主催国際女性デー関連会合)
・22:15 米・2月ADP雇用統計(予想:+20.0万人、1月:+10.6万人)
・22:30 米・1月貿易収支(予想:-687億ドル、12月:-674億ドル)
・22:30 カナダ・1月貿易収支(予想:-1.2億加ドル、12月:-1.6億加ドル)
・24:00 米・1月JOLT求人件数(予想:1058.4万件、12月:1101.2万件)
・24:00 カナダ中銀が政策金利発表(4.50%に据え置き予想)
・24:00 パウエル米FRB議長半期議会証言(下院金融サービス委員会)
・03:00 米財務省・10年債入札
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