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概要:JPモルガン・チェースのストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は引き続き株式市場がリスクにさらされているとみている。米シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻を受け米当局は投資家の不安解消に取り組んだが、コラノビッチ氏はリセッション(景気後退)入り懸念が強まっているとして推奨する株式配分を再度引き下げた。
JPモルガン・チェースのストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は引き続き株式市場がリスクにさらされているとみている。米シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻を受け米当局は投資家の不安解消に取り組んだが、コラノビッチ氏はリセッション(景気後退)入り懸念が強まっているとして推奨する株式配分を再度引き下げた。
コラノビッチ氏率いる同行のストラテジストチームは13日の顧客向けリポートで、株式全般について「アンダーウエート」の投資判断を強めたことを明らかにした。同チームは今年の軟調な米経済見通しを理由に昨年12月と今年1月にも推奨株式配分を下方修正していた。
リポートは「直近の米金融業界のニュースを受け、市場はリセッションリスクにより敏感になっており、『悪いニュースを悪いニュース』と受け止めるトレーディング環境に入りつつあると思う」と説明した。
コラノビッチ氏は低金利で借り入れた資金を高リターン資産に投資するキャリートレードの全てを救うことはできないとし、多くの米国民が外出を控えた新型コロナウイルス禍時の量的緩和で圧力を受けた商業用不動産などの分野について警告。
「連邦準備制度の措置によって、今回の展開に特定したリスクは低下するが、圧迫される多くのキャリートレードが存在し、これらを全て支えるのは不可能だとわれわれはみている」とコラノビッチ氏は記した。
大手銀行株の売り浴びせについては行き過ぎとし、「SVBの状況はやや特殊」であるため銀行危機は生じていないとしながらも、「投資家は欧州の銀行への警戒を強めている」と同行ストラテジストらは指摘した。
2022年末時点のS&P500種株価指数を実際よりも約25%高い4800と予測するなど、昨年の株式相場急落に際してウォール街で最も楽観的見方を示した一人だったコラノビッチ氏は姿勢を転換。現在、23年末にS&P500種は4200と、現行水準を約9%上回るとみている。
今月21、22両日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げ幅について、JPモルガンは0.25ポイントと予測。ただ、14日に発表される2月の米消費者物価指数(CPI)や、金融ストレスがさらに増大する可能性を考慮すると予断は許さないとの認識も示した。
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