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概要:[ロンドン 31日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が31日発表した2022年第4・四半期の国内総生産(GDP)確報値は前期比0.1%増だった。旅行業が好調だったほか政府による光熱費負担軽減策が
[ロンドン 31日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が31日発表した2022年第4・四半期の国内総生産(GDP)確報値は前期比0.1%増だった。旅行業が好調だったほか政府による光熱費負担軽減策が寄与し、景気後退を辛うじて回避した。
前回発表値は前期比0.0%、第3・四半期は0.1%減だった。
ONSの統計担当者ダレン・モーガン氏は「昨年後半は経済が予想よりもやや堅調だった。第4・四半期は電気通信、建設、製造業が従来の見通しよりも好調だった」と分析した。
セクター別ではサービス部門が0.1%増、旅行業は約11%増となった。
製造業は医薬品の伸びを背景に0.5%拡大した。建設業は1.3%増だった。
貯蓄率は9.3%と新型コロナウイルス流行直前の5.6%から上昇した。政府のエネルギー料金支援により貯蓄が膨らんだ。
家計の可処分所得は1.3%増と5四半期ぶりにプラスに転じた。
企業投資は0.2%減と前回発表値の4.8%増から大幅に下方修正された。ONSは季節調整の方法を変更したことが要因と説明した。
第4・四半期のGDPは19年終盤の水準を0.6%下回った。主要7カ国(G7)で英国だけが新型コロナ前の水準を回復していない。
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