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概要:欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのシムカス・リトアニア中銀総裁は、インフレ抑制のため必要だった利上げの大部分は完了したとの認識を示した。
利上げサイクルの終了が近い可能性を示唆したECB政策委員は、シムカス氏だけではない。3月31日には、フランス銀行(中銀)のビルロワドガロー総裁が「利上げサイクルの大半を完了したが、行き着くところまで恐らくまだ少しあるかもしれない」と発言したと伝わった。
ECB、まだ「少し」利上げ余地がある可能性-仏中銀総裁 (1)
ギリシャ中銀のストゥルナラス総裁も5月に行われる次回政策会合の結果について臆測することは控えつつ、同様の見解を示した。
ストゥルナラス氏は2日公表されたギリシャ紙プロトテマとのインタビューで、「とりわけ最近の出来事があった後では終わりに近いと、今では感じている」と述べ、「もう終わったとは言えないが、終わりに近いことは間違いない」と続けた。
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