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概要:ニューヨーク原油先物相場はアジア時間3日午前の時間外取引で一時約8%急伸し、1バレル=81ドルを突破した。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」による予想外の協調減産の発表に反応した。
2023年4月3日 7:16 JST
予想外の減産は機先制して行動する新たな原則に沿っているとの見方
4-6月の段階で実質的な在庫の取り崩しを促すはずだとアナリスト
ニューヨーク原油先物相場はアジア時間3日午前の時間外取引で一時約8%急伸し、1バレル=81ドルを突破した。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」による予想外の協調減産の発表に反応した。
サウジアラビアは5月から年末にかけ原油生産を日量50万バレル減らす。イラクが同21万1000バレル、アラブ首長国連邦(UAE)が14万4000バレル、クウェートが12万8000万バレルなど、他の産油国も同調し、減産は115万バレル規模となる。 ロシアも6月まで実施予定だった日量50万バレルの減産を年末まで継続する。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)5月限は一時7.96%高の81.69ドルを付けた。ICEフューチャーズ・ヨーロッパの北海原油代表油種ブレント先物5月限も一時8.4%上げた。
ゴールドマン・サックス・グループは、OPECプラスの発表を受け、北海ブレントの価格見通しを上方修正した。ゴールドマン・サックス・インターナショナルの商品リサーチ責任者ジェフリー・カリー氏を含むアナリストらは、OPECプラスには過去と比べて極めて大きな価格決定力があり、今回の予想外の減産は機先を制して行動する新たな原則に沿っているとの見方を示した。
ジェフリーズのアナリスト、ジャコモ・ロメオ氏は協調減産について、「新たな減産が完全に実施されれば、4-6月(第2四半期)の段階で既に実質的な在庫の取り崩しを促すはずだ」とした上で、従来予想されていた7-9月(第3四半期)より時期が早まると分析した。
RBCキャピタル・マーケッツのヘリマ・クロフト氏を含むアナリストらは「きょうの動きは昨年10月の減産同様、サウジと他のOPECパートナーがさらなるマクロ・セルオフ(急落)の回避を目指す明確なシグナルと読み取れる。今回の決定をホワイトハウスが歓迎しないのは間違いない」とリポートで指摘した。
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