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インド製造業ＰＭＩ、3月は3カ月ぶり高水準 インフレ警戒
概要：［ベンガルール ３日 ロイター］ - Ｓ＆Ｐグローバルが３日発表したインドの３月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５６．４で、前月の５５．３から上昇し３カ月ぶりの高水準になった。生産や新規受注が回
［ベンガルール ３日 ロイター］ - Ｓ＆Ｐグローバルが３日発表したインドの３月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５６．４で、前月の５５．３から上昇し３カ月ぶりの高水準になった。生産や新規受注が回復した。ただ雇用は約１年ぶりに縮小した。
ＰＭＩは市場予想（５５．０）に反して上昇し、景況感の節目である５０を２１カ月連続で上回った。
Ｓ＆Ｐグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済アソシエートディレクター、ポリアンナ・デリマ氏は「基調的な需要は依然強く、生産は引き続き拡大した。企業は在庫積み上げを強化した」と述べた。
新規受注指数が上昇し、外需も拡大した。生産は１２月以来の強い伸びとなった。
しかし雇用情勢が悪化する中、雇用は１３カ月ぶりに若干ながら減少に転じた。
競争やインフレを巡る懸念から将来の生産見通しも８カ月ぶりの水準に悪化した。
投入コストはここ２年半で２番目の鈍い伸びになったものの、コスト転嫁が進み産出価格指数は５１．８から５２．０に上昇した。消費者物価高が続く可能性がある。
インド中央銀行は今月の会合をもって利上げを終了すると予想されているが、インフレが鎮静化しなければ引き締めを停止しづらくなる。
デリマ氏は「製造業各社は今後の新規受注に強気な見方をしているものの、インフレが緩和し続けるかはやや疑わしいと思っている。そうした懸念が生産の見通しを曇らせている」と指摘した。
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