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ＧＭ、5000人が早期退職 コスト削減計画達成に向け前進＝ＣＦＯ
概要：[４日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズのポール・ジェイコブソン最高財務責任者（ＣＦＯ）は４日、先月発表した早期退職プログラムに約５０００人が応募し、１月に示した今後約２年で２０億ドルのコストを
[４日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズのポール・ジェイコブソン最高財務責任者（ＣＦＯ）は４日、先月発表した早期退職プログラムに約５０００人が応募し、１月に示した今後約２年で２０億ドルのコストを削減する計画の達成に大きく前進したと述べた。
ＧＭのトラックおよびスポーツ多目的車（ＳＵＶ）の需要は米国で好調を維持しているとしたが、ＧＭ株価は午後の取引で約２．１％下げた。
一段の値上げに関しては否定的な見解を示した上で「コスト削減をより急ぐ必要がある」としたほか、在庫維持に向け減産を実施するとした。
また２０２３年のコスト削減について、今後約２年での２０億ドルのコスト削減計画の「３０━５０％の上限を達成する可能性がある」と語った。
手元資金を確保するために成長事業の優先順位を絞り込む必要があるとの考えも示した。
ＧＭによると、早期退職プログラムへの約５０００人の応募で、第１・四半期に約１０億ドルの費用を計上する見通しという。
ジェイコブソン氏は、ＧＭは現在、年間設備投資の７５％を電気自動車（ＥＶ）プロジェクトに充てているが、短期的にはＥＶは自社の内燃機関自動車よりも収益性が低下すると言及。一方で北米のバッテリー、原材料、ＥＶの組み立てに投資しているため、インフレ抑制法（ＩＲＡ）に基づく米国のＥＶ補助金の恩恵を受けやすい立場にあるとした。
ＧＭは北米に３つのバッテリー工場を持っているが、近く４つ目のバッテリー工場の立地を発表する予定だという。
メアリー・バーラ最高経営責任者（ＣＥＯ）は、車両の複雑さを減らし、ガソリン車とＥＶとの間で共有されるサブシステムの活用を拡大し、短期的な利益をもたらす成長イニシアチブに投資を集中し、「出張やマーケティングを含む社内のあらゆる部分の支出」を減らすことによって、さらにコストを削減すると述べた。
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