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概要:[東京 7日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比40円18銭高の2万7512円81銭と、小幅に反発した。前日までの2日間に約800円下落しており、自律反発を期待した買いが入った
[東京 7日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比40円18銭高の2万7512円81銭と、小幅に反発した。前日までの2日間に約800円下落しており、自律反発を期待した買いが入った。一方、米景気懸念は根強く、上値は重かった。米雇用統計の発表を日本時間の今晩に控える中、伸び悩んだ。
日経平均は81円高で寄り付いた後、一時118円高に上値を伸ばした。前日の米株高を好感する動きが先行した。為替がややドル高/円安となったことも支えになった。一方、米景気懸念はくすぶっており、上値追いは限られた。朝方の取引が一巡した後は伸び悩んだ。小高い水準での推移が続き、方向感を欠いた。一時11円高に上げ幅を縮小する場面もあった。
半導体関連株は総じてしっかり。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は小幅下落していたが、前日まで売られていたため自律反発を期待した買いが入った。半面、前日に買われた電気・ガスや食料品、医薬品といったディフェンシブ株は軟調で「循環物色の様相」(国内証券のアナリスト)とみられている。
イースターで世界の多くの市場が休場となる中、「参加者が限られ商いが薄い。午後は、より動意に乏しくなるのではないか」(SMBC日興証券の太田千尋投資情報部部長)との声が聞かれた。
TOPIXは0.33%高の1967.69ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は9850億4400万円だった。東証33業種では、値上がりは銀行や海運、精密機器など25業種で、値下がりは電気・ガスや小売、鉱業など8業種だった。
東京エレクトロンやファナックが堅調。オリエンタルランドは年初来高値を更新した。一方、市場予想を下回る業績見通しが嫌気されたセブン&アイHLDGは売られた。第一三共は軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1234銘柄(67%)、値下がりは510銘柄(27%)、変わらずは91銘柄(4%)だった。
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