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概要:11日の米株式市場ではS&P500種株価指数がほぼ変わらずで終了。3月の米消費者物価指数(CPI)発表を翌日に控える中、狭いレンジでの神経質な動きとなった。同統計は米金融政策の行方を見極める上で注目度が高い。
11日の米株式市場ではS&P500種株価指数がほぼ変わらずで終了。3月の米消費者物価指数(CPI)発表を翌日に控える中、狭いレンジでの神経質な動きとなった。同統計は米金融政策の行方を見極める上で注目度が高い。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4108.94 | -0.17 | 0.00% |
ダウ工業株30種平均 | 33684.79 | 98.27 | 0.29% |
ナスダック総合指数 | 12031.88 | -52.48 | -0.43% |
ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は0.7%安と、6営業日で5日目の下げ。5月に米追加利上げが決まる可能性が意識された。S&P500種は一時0.4%上昇していたが、取引終盤に失速。今年に入ってアウトパフォームしていた大型ハイテク株の売りに押された。
3月CPIに身構える投資家は米国株を過去2週間にわたり売り越したことが、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のデータで明らかになった。
ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」を創業したメリルリンチの元トレーダー、トム・エッセイ氏は「インフレの伸びが予想を上回る場合、米金融当局が年末までに積極的に利下げするとの見方は弱まる。相場は下落しやすくなるだろう」と指摘した。
決算シーズンも本格化し、14日には米大手銀行の一角が業績を発表する。BNYメロン・ウェルス・マネジメントのアリシア・レビン氏は、「企業業績は下方向にならざるを得ない」とブルームバーグテレビジョンで指摘。「業績見通しは過去5週間にほとんど変わっていない」とし、「それでは現実のテストには受からない」と述べた。
米国債
米国債相場は高安まちまち。シカゴ連銀のグールズビー総裁が、政策金利を引き上げる上で金融当局には「慎重さと忍耐」が求められると発言したことになどに反応した。金融政策に敏感な2年債利回りは上げ幅を縮小した。
シカゴ連銀総裁、利上げに「慎重さ」求める-信用巡る不透明感の中
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 3.62% | -0.9 | -0.24% |
米10年債利回り | 3.42% | 0.8 | 0.22% |
米2年債利回り | 4.02% | 1.5 | 0.37% |
米東部時間 | 16時57分 |
ヌビーンのサイラ・マリク最高投資責任者(CIO)は「利上げからリセッション(景気後退)へのバトンタッチがあるかどうか見極める上で、3点に注目している」とし、3月のCPI統計と5月以降に利上げが休止される可能性、製造業や雇用関連データなどリセッションを示唆する最近の指標を挙げた。「米金融当局は利上げを休止するかもしれないが、当社は2023年の利下げを予想する陣営には入っていない」と話した。
外為
外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して下落。ドル指数は4営業日ぶりに下げた。12日の米CPIは米政策金利の軌道に関して一段の手掛かりを提供する可能性が高い。
円は対ドルで前日比ほぼ変わらずの1ドル=133円台後半。アナリストらは日本銀行の植田和男新総裁が就任会見で示したハト派的なスタンスについて、長続きしないとみている。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
ブルームバーグ・ドル指数 | 1228.88 | -2.65 | -0.22% |
ドル/円 | ¥133.70 | ¥0.09 | 0.07% |
ユーロ/ドル | $1.0913 | $0.54 | 0.50% |
米東部時間 | 16時57分 |
マーク・マコーミック氏らトロント・ドミニオン(TD)銀行のストラテジストは「今後数カ月の一段と大幅なドル調整を引き続き想定しているため、いかなる上昇も売りの機会として活用することになる」とリポートに記述。「多くは目先のデータ、特に3月のCPIにかかってくる」と分析した。ただ、「来月の米追加利上げ観測に支えられ、ドルの下落トレンドは短期的にやや鈍る可能性もある」と付け加えた。
原油
ニューヨーク原油先物相場は反発し、バレル当たり81ドルを上回って引けた。米エネルギー情報局(EIA)が向こう2年間、供給が需要を上回るとの見通しを公表したにもかかわらず、相場は勢いを維持した。
この政府データは弱気材料だったものの、市場の主要指標は堅調さを示唆している。北海ブレント原油先物の2023年12月限と24年12月限のスプレッドは拡大し、バレル当たり5ドルを上回っている。3週間前は2.53ドルだった。
金スポット価格はニューヨーク時間午後3時34分現在、0.7%高の1オンス=2005.63ドル。前日までの2営業日では計1.5%ほど下落していた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、15.20ドル(0.8%)高の2019ドルちょうどで終了した。
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