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米銀行セクター、落ち着き回復しつつある兆候－ミネアポリス連銀総裁
概要：米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は11日、シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）の先月の経営破綻に続く銀行セクターの混乱は収束しつつある兆候があると述べた。
米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は11日、シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）の先月の経営破綻に続く銀行セクターの混乱は収束しつつある兆候があると述べた。
カシュカリ総裁はモンタナ州立大学で開かれたタウンホールイベントで、「危険が去ったと宣言する用意はないが、こうしたリスクがより理解され、落ち着きを取り戻しつつあるという希望の兆しはある」と指摘した。
また、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が打ち出した緊急対策が安心感を与えるのに役立っているとの認識も示した。ＦＲＢはＳＶＢの破綻後すぐに緊急の貸出制度を立ち上げ、より広範に影響が拡大するとの懸念を緩和した。
今年の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で投票権を持つカシュカリ総裁は、政策の道筋について特にコメントしなかったが、物価上昇率が金融当局の目標を依然大きく上回っている状況で２％目標を変更すれば当局の信認を損なうことになると述べた。
さらに、経済には多くの不確実性があるものの、2024年中にインフレ率は２％に戻ると予想していると話した。
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