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概要:[12日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は12日、米経済の力強さや労働市場の逼迫、高すぎるインフレは連邦準備理事会(FRB)による追加利上げを示唆するが、信用状況の引き締まりなど他の要因では利上げ停止を主張することができると述べた。
米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は12日、米経済の力強さや労働市場の逼迫、高すぎるインフレは連邦準備理事会(FRB)による追加利上げを示唆するが、信用状況の引き締まりなど他の要因では利上げ停止を主張することができると述べた。2022年1月撮影(2023年 ロイター/Joshua Roberts)
[12日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は12日、米経済の力強さや労働市場の逼迫、高すぎるインフレは連邦準備理事会(FRB)による追加利上げを示唆するが、信用状況の引き締まりなど他の要因では利上げ停止を主張することができると述べた。
ユタ州ソルトレークシティーで開催された講演で「今後、インフレ率を低下させるために政策をより引き締める必要があるかもしれないと考える十分な理由がある。一方で、追加の政策変更がなくても、景気は減速し続けるかもしれないと考える十分な理由もある」とした。
先月の米銀2行の破綻に伴う混乱後にデイリー総裁が発言するのは今回が初めて。
デイリー総裁は「今回の政策引き締めの影響がまだ十分に浸透していないとはいえ、経済の力強さと高水準のインフレ率を見る限り、やるべきことはまだあるようだ」と指摘。「どの程度やるのかは、いくつかの要因に左右されるが、いずれもその進展にはかなりの不確実性が伴う」と語った。
また、銀行システムは健全で耐性があり、FRBの対応は「あらゆる預金の安全確保にコミットしている」ことを示していると言及。「われわれは、銀行システムの状況を注意深く監視し続け、システムの安全性と健全性を維持するために、必要に応じて、あらゆる規模の金融機関に対して、あらゆる手段を用いる用意がある」とした。
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