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米コノコ、フリーキャッシュフローと生産を10年間で大幅拡大へ
概要：［１２日 ロイター］ - 米石油大手コノコフィリップスは１２日のアナリスト向けイベントで、今後１０年間で約１１５０億ドルのフリーキャッシュフローを創出し、同時に石油・ガス生産を最大で年５％拡大する見通
［１２日 ロイター］ - 米石油大手コノコフィリップスは１２日のアナリスト向けイベントで、今後１０年間で約１１５０億ドルのフリーキャッシュフローを創出し、同時に石油・ガス生産を最大で年５％拡大する見通しだと発表した。併せて株主還元も大幅に増やす。
今回の事業計画は米石油価格が１バレル＝６０ドル前後で推移するとの想定に基づいている。年初来の平均は７７ドル。
石油・ガス大手は、ロシアのウクライナ侵攻後の石油価格高騰でこの１年、利益が過去最高水準にあり、各社は株主リターンの向上に注力し生産を抑制している。
コノコは向こう１０年間の設備投資を昨年並みの年１００億ドル程度と想定。この間の北米のシェール生産の伸びを６％程度と見込んでいる。総債務については２０２６年までに５０億ドル圧縮する目標の達成も目指している。
ライアン・ランス最高経営責任者（ＣＥＯ）は「中央銀行が景気後退を引き起こすことなくインフレを抑制しようとしているため、マクロ環境は非常に不透明だ」と指摘。コノコはエネルギー需要を満たすと同時に、株主に「優れた」リターンを提供することに引き続き全力を尽くすと述べた。
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