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概要:13日の欧州株は4日続伸。フランスの高級ブランドグループ、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンの良好な売上高を好感し、高級品関連銘柄が上昇した。米生産者物価指数(PPI)の減速は利上げサイクルが終わりに近づいているとの楽観を後押しした。
欧州債市場ではドイツ債の利回り曲線がツイストスティープ化。欧州中央銀行(ECB)当局者によるタカ派的な発言が相次いだものの、短期金融市場では米PPI統計への反応が強く、ECBの利上げ見通しが後退した。
トレーダーが織り込むECBのピーク金利は3.72%。前日は3.75%だった。ECB政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁やスロベニア銀行(中銀)のバスレ総裁、ベルギー国立銀行(中銀)のウンシュ総裁はいずれも利上げについてECBはまだやるべきことがあると主張した。
英国債の利回り曲線もツイストスティープ化した。国債入札で強い需要が示されると10年債利回りは上げを失った。短期金融市場が織り込むイングランド銀行(英中央銀行)のピーク金利は一時3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、9月までに4.71%となった。
4月13日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 2.78% | -0.02 |
独国債10年物 | 2.37% | +0.00 |
英国債10年物 | 3.58% | +0.01 |
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