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米デルタ航空、夏の旅行需要に強気 利益見通しが市場予想上回る
概要：[シカゴ １３日 ロイター] - 米航空大手デルタ航空は１３日、足元で景気後退リスクが高まる中でも夏の旅行需要について明るい見通しを示した。同社の第２・四半期利益見通しは市場予想を上回った。 金利の上
[シカゴ １３日 ロイター] - 米航空大手デルタ航空は１３日、足元で景気後退リスクが高まる中でも夏の旅行需要について明るい見通しを示した。同社の第２・四半期利益見通しは市場予想を上回った。
金利の上昇、高いインフレ率、失業者の増加、銀行業界の混乱で、個人消費に対する懸念が強まる中、航空会社は膨らむ人件費や燃料費に航空券の値上げで対応している。
投資家は、旅行者が予約をかなり事前に済ませており、特に国内旅行で直前の航空券販売が減速していることを示す最近のデータに警戒していた。
デルタ航空の第１・四半期の事前現金予約は２０１９年と比較して２０％近く増加した。
エド・バスティアン最高経営責任者（ＣＥＯ）はロイターとのインタビューで、利用者がより早く旅行を確定させようとしたことに加え、デルタを含む多くの航空会社がフライト変更手数料を撤廃したことが原因だと説明。「消費者は旅行に行きたがっている」とし、今夏は特に海外旅行需要が高まったと語った。
デルタ航空によると、第２・四半期の国際線の７５％が既に予約済み。長距離路線では、収入の伸びでエコノミー席を上回るプレミアム席の需要が非常に高まっているという。
需要の増加に対応するため、国際線では１年前よりも座席を２０％増やしている。
第１・四半期は悪天候による収益減と運用費の増加で、１株利益は０．２５ドルと予想を下回った。
第２・四半期については、座席数の１７％増加で売上高が前年同期比１５─１７％増加すると見込んだ。１株当たり調整利益は２．００─２．２５ドルと予想。アナリスト予想の１．６６ドルを上回った。
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