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ＩＭＦ、中南米諸国に財政引き締め呼びかけ インフレ抑制で
概要：[１２日 ロイター] - 国際通貨基金（ＩＭＦ）は中南米・カリブ地域のインフレ率が「受け入れ難いほど高水準にとどまる」リスクを指摘し、地域の政府がインフレ圧力を抑えるために財政支出を引き締める必要があ
[１２日 ロイター] - 国際通貨基金（ＩＭＦ）は中南米・カリブ地域のインフレ率が「受け入れ難いほど高水準にとどまる」リスクを指摘し、地域の政府がインフレ圧力を抑えるために財政支出を引き締める必要があると訴えた。
地域経済の見通しに関するブログで、財政政策は金融政策による需要圧力抑制効果を高めることができると論じた。
ＩＭＦによると、地域の主要経済国の総合インフレ率が２０２２年半ばの１０％から３月に７％に低下したのは主に商品価格の下落によるもので、食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は高止まりしている。
雇用は新型コロナウイルス禍前の水準を上回り、ＧＤＰ（国内総生産）が潜在ＧＤＰに一致あるいは超過し、短期的なインフレ期待は中央銀行の目標を上回っていると説明。
「強い内需、急速な賃金上昇、広範な物価上昇圧力は全て、この地域のインフレが受け入れ難いほど高くとどまるリスクを示している」とした。
地域の財政支出はコロナ禍の水準から減少し、ＩＭＦが「中立」と呼ぶ状態にあるが、内需を鈍らせて金利高の圧力を取り除くためには「より緊縮的な財政スタンス」が必要と述べた。
需要を抑制するには労働市場を冷やす必要があるが、雇用が軟化すれば、社会支出の必要性が高いままになると指摘。この対処には累進課税や政府の合理化が一助になるとした。
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