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概要:米国で3月にシリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー・バンクから預金を引き出そうとする顧客が急増し、普段はほとんど注目されない米連邦預金保険公社(FDIC)の預金保険が突然大きな話題となった。
2023年4月17日 12:06 JST
銀行破綻でFDIC預金保険の対象とならない預入金の脆弱性が露呈
「無保険預金」という言葉がトレンドとなるなど顧客の関心強まる
米国で3月にシリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー・バンクから預金を引き出そうとする顧客が急増し、普段はほとんど注目されない米連邦預金保険公社(FDIC)の預金保険が突然大きな話題となった。
SBV破綻後、監督当局は全て預金者を救済すると表明したが、FDIC保険対象の上限である25万ドル(約3350万円)を超える銀行預金の脆弱(ぜいじゃく)さが露呈した。富裕層や企業が銀行に預けている資金が全て保護されているかどうかの確認に奔走するきっかけとなった。
その後、脚光を浴びているのが資産の預入先を分散するサービスだ。ロボアドバイザーやウェルスマネジャー、銀行が顧客の資産を分散させ、FDICの預金保険を超える資金(場合によっては最大1億5000万ドル)が保護されるようにするサービスを提供するところが増えている。
プロキオン・パートナーズのウェルスアドバイザー、アンディ・レオン氏は「最近の銀行危機によって、われわれの顧客は間違いなくFDICの預金保険や取引銀行との関係をこれまで以上に注意するようになった。特に、事業や家の売却、相続、将来の大きな買い物などで短期的に相当額の現金を手にしている預金者は注意が必要だ」と述べた。
イントラファイ・ネットワークやストーンキャッスル・キャッシュマネジメント、R&Tデポジット・ソリューションズなどが手掛けるサービスは、FDICの保険限度額を超える預金を約25万ドルずつ電子的にFDICが保証する地方銀行やコミュニティーバンクといった金融機関のネットワークに小分けするというもの。
そうすることで、顧客が複数の銀行で口座を開設・管理することなく、全ての預金が保護される。顧客がもともと取引しているアドバイザーや金融機関が引き続き顧客との接点となり、顧客資金の所在を示す明細書を提供する。
ストーンキャッスルのマーケティング責任者フランク・ ボナーノ氏は、同社では「登録投資アドバイザー経由で開設された新規口座の数が約2倍になった」ことを明らかにし、こうしたアドバイザーはSVB破綻後の「『無保険預金』 という恐怖をあおるトレンドの言葉に乗ろうと躍起だ」と話した。
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