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概要:ゴールドマン・サックス・グループの1-3月(第1四半期)は、ウォール街の他社が稼いだ債券トレーディング業務で波に乗れず、全体の純収入もアナリスト予想を下回った。
FICCトレーディング収入は前年同期比17%減、通貨と商品が主因
FICC収入はこれまでに決算を発表した米銀の中で唯一の減少
同社は消費者金融部門マーカスの約40億ドル(約5400億円)相当のローンブックの一部を売却し、貸倒引当金4億4000万ドルを戻し入れた。これにより利益はアナリスト予想を上回ったが、それでも前年同期比19%減だった。
純収入には、ポートフォリオの一部売却と残りを販売用に分類したことによる損失約4億7000万ドルがふくまれる。
ゴールドマンによると、FICCトレーディングの不調は通貨と商品業務が主因だった。
貸倒引当金は1-3月業績に1億7100万ドルのプラス寄与。アナリストは8億2800万ドルのマイナス寄与を予想していた。
不動産投資は約3億5500万ドルのマイナスとなった。
ゴールドマンは破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の増資の取り組みにも関わっていた。デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「第1四半期の出来事は現実世界でのストレステストとなり、ゴールドマンや米大手金融機関のレジリエンスを示した」とコメントした。
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