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概要:[19日 ロイター] - 米IBMが19日発表した第1・四半期(3月31日まで)決算は、ITサービスに対する企業支出の縮小とドル高が響き、売上高が市場予想を下回った。
米IBMが19日発表した第1・四半期(3月31日まで)決算は、ITサービスに対する企業支出の縮小とドル高が響き、売上高が市場予想を下回った。(2023年 ロイター/Nir Elias)
[19日 ロイター] - 米IBMが19日発表した第1・四半期(3月31日まで)決算は、ITサービスに対する企業支出の縮小とドル高が響き、売上高が市場予想を下回った。
第1・四半期の売上高は為替変動の影響を除くベースで4.4%増の142億5000万ドル。アナリスト予想の143億5000万ドルに届かなかった。
コンサルティング部門の売上高は8.2%増の49億6000万ドル。ソフトウェア部門の売上高は約6%増加した。
地域別の売上高は米州で1%、欧州で8%、それぞれ増加。ドル高による影響は1億1000万ドルだった。
IT業界は、新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)後にコンサルティングなどのサービスに対する需要が急増したものの、その後は高インフレと金利上昇を受け顧客が支出を抑制せざるを得なくなり、減速に直面。
IBMは通年のコンサルティング収入の伸び率は6─8%になるとし、1桁台後半としていたこれまでの見通しを下方修正。為替変動の影響を除く通年の売上高の伸びの見通しは3─5%とした。アナリスト予想平均は3.6%。
ジェームズ・カバノー最高財務責任者(CFO)はロイターに対し、米事業について「コンサルティング部門において一部のコンポーネントが軟調になっている」と述べた。
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