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概要:欧州中央銀行(ECB)政策委員会を構成するメンバー26人の「大多数」が、3月の0.5ポイント利上げの決定を支持した。ECBが20日、会合の議事要旨を公表した。
計画通りの0.5ポイント利上げ、市場の不透明感回避に重要
インフレ見通しには上振れリスク、一部委員は現在の物価予想に疑い
欧州中央銀行(ECB)政策委員会を構成するメンバー26人の「大多数」が、3月の0.5ポイント利上げの決定を支持した。ECBが20日、会合の議事要旨を公表した。
同会合の時期はクレディ・スイス・グループの株価が急落しているさなかだったが、計画通りの0.5ポイント利上げ実施が市場に不透明感が生じるのを避けるために重要だと当局者らが考えたことを、議事要旨が示した。また、一部の政策委員はインフレ見通しへの上振れリスクを認め、現在の物価予想に疑義を呈した。
投資家は2週間後に開かれる次回会合での利上げ幅についてヒントを得たがっているが、最近の銀行セクターの波乱が与信の伸びに与えた影響はまだ明らかでなく、政策判断を左右する可能性がある。与信についてのデータと4月のインフレ指標は5月決定の数日前にならなければ発表されない。
3月会合の議事要旨の主要な点は以下の通り。
金融政策
「前回の会合で政策委員会が示した意向に沿って0.5ポイント利上げするというレーン理事の提案に、大多数が同意した。不確実性の高い現況では、不完全な情報に基づいて決定を下さざるを得ないと政策委は認めた」
「3月のECBスタッフ予測に含まれていたインフレ見通しが確認されれば、目標値へのインフレの早期回帰を確実にするため金融政策スタンス調整がさらに必要だという点が強調された」
「先に意向を示した金利の軌道に沿って動くことは、信頼を醸成し金融市場に一段の不透明感を抱かせないために重要だと見なされた」
インフレ
「多数のメンバーが、予測対象期間を通じてリスクは上方向だと見なしている。一部のメンバーはインフレ率が3月のスタッフ予測が示唆するほど迅速に低水準に戻る可能性は低いと論じた」
「状況が大きく悪化しない限り、金融市場の緊張がインフレ見通しに関する政策委の判断を根本的に変える公算は小さい」
経済見通し
「経済成長見通しに対するリスクは下振れ方向に傾いており、金融市場の強い緊張状態が長引けば幅広い信用環境を想定以上に強く引き締め、信頼感を損ねる可能性がある」
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