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概要:今回の決算シーズン前の時期の米株上昇は、連邦準備制度の利上げ継続と企業利益の伸び鈍化見通しを踏まえると目先のリスク要因だと、モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏が指摘した。
3月後半3週間の値上がり、下落した過去3回の決算前と対照的
企業利益減速の中での米利上げは歴史的に見て特異-モルガンS
今回の決算シーズン前の時期の米株上昇は、連邦準備制度の利上げ継続と企業利益の伸び鈍化見通しを踏まえると目先のリスク要因だと、モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏が指摘した。
S&P500種株価指数は3月の最後の3週間に6%余り上昇した。これまで3回の決算シーズン前に売られていたことと対照的で懸念材料になるという。ウィルソン氏は弱気で知られる。
同氏は24日のリポートで「今年の企業利益についての悲観的見通しを踏まえ、また流動性状況がいままでほど緩和的でなくなる中で、これまでの上昇の動きは目先の株価に対するリスクだと考えられる」と分析した。
ウィルソン氏は利益拡大の底が今年7-9月(第3四半期)か10-12月(第4四半期)以降になると考えている。アナリストの間のコンセンサスでは7-12月(下期)の回復が見込まれており、同氏の見方と食い違う。
「データはビジネスサイクルの継続的な減速を示しており、2023年の1株利益(EPS)のコンセンサス予想は依然として高過ぎる」とウィルソン氏は指摘した。
3月のS&P500種上昇は米地銀危機の拡大阻止を目指す当局による流動性供給が原動力となったが、状況は変わると同氏はみている。
銀行危機が封じ込められたことは明白なプラスだが、そのおかげで23年の政策見通しは流動性と金利の両面で緩和度合いが後退することになるかもしれないと同氏は分析。
「歴史的に見て、今日のように将来の1株利益の伸び予想がマイナスになっている時には金融当局は利上げではなく利下げをする。しかし、今の当局はインフレに縛られており、今回のサイクルはその意味で、歴史の中で特異になる。当社の見解では、これは緩和サイクルが始まるまで株価に対する逆風になる」と解説した。
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