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概要:米銀行不安が再燃する中、動揺した株式市場は、重要な買い手の源を失ったまま進まざるを得ないかもしれない。
S&P500種は25日にCTAのトリガーシグナルの水準割り込む
相場急落なら米株式市場は最大2760億ドル相当の売りに直面も
米銀行不安が再燃する中、動揺した株式市場は、重要な買い手の源を失ったまま進まざるを得ないかもしれない。
こう警鐘を鳴らすのはゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルーブナー氏だ。同氏のデータによると、システマティック・マネーマネジャーは過去1カ月間に世界の株式1700億ドル(約23兆円)強相当を購入し、ファンドのエクスポージャーを2022年初頭以来の最高水準に押し上げた。
20年にわたり資金フローを調査してきたルーブナー氏によれば、ポジションが今ピークに近づいているだけに、彼らは今後数週間は売り手に回る傾向を強めるという。
ルーブナー氏のモデルでは、資産価格の勢いをみながら先物市場でのロング・ショートベットを通じて運用する商品投資顧問業者(CTA)にとってのトリガーシグナルは、S&P500種株価指数で4130などのレベルにあることが表示されているが、同指数は25日に65ポイント下落し4071.63で終了した。
ルーブナー氏は25日午後の顧客向けリポートで「私は戦術的に弱気だ」と述べ、「買い手は弾切れだ」と指摘した。
ゴールドマンのモデルによれば、トレンド追随者からボラティリティーのシグナルに基づき資産配分するトレーダーまでクオンツファンドは、今後1カ月間に相場が急落した場合、最大2760億ドル相当の株式ポジションの解消を余儀なくされる。一方で、エクスポージャーが高いため、同じ期間に株価が大幅上昇した場合は、最大250億ドルの購入だけで済むという。
Source: Goldman Sachs
これは株式強気派には悪いニュースになる可能性がある。米銀ファースト・リパブリック・バンクの暗いニュースで、銀行危機が収束していないという懸念が再燃し、S&P500種は25日に1カ月強ぶりの大幅安を記録した。こうした状況が続けば、リセッション(景気後退)懸念や米連邦政府の債務上限問題で警戒感が広がる市場に、クオンツのポジション解消がさらなるプレッシャーを与える恐れがある。
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