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概要:経営破綻した米SVBファイナンシャル・グループ傘下の投資銀行SVBセキュリティーズの経営陣は、マネジメント・バイアウト(MBO)で自社の経営権を親会社から取得することを目指している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
経営破綻した米SVBファイナンシャル・グループ傘下の投資銀行SVBセキュリティーズの経営陣は、マネジメント・バイアウト(MBO)で自社の経営権を親会社から取得することを目指している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
非公開情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、SVBセキュリティーズのジェフ・リリンク最高経営責任者(CEO)ら経営陣は、ニューヨーク州南部地区の連邦破産裁判所の承認を待って、数日中の発表を準備している。
最終決定は行われておらず、協議が不調に終わる可能性も残るという。
SVBセキュリティーズはここ数年、ウォール街の優秀な人材の採用に動き、ヘルスケアとテクノロジー分野に特に強みを持つ投資銀行業務を展開。ブルームバーグの集計データによると、合計約90億ドル(約1兆2500億円)相当の合併・買収(M&A)案件で昨年助言を行った。
シリコンバレー銀行(SVB)が公的管理下に入った後、SVBセキュリティーズの経営陣がMBOの可能性を探っているとブルームバーグ・ニュースが3月時点で最初に伝えていた。
SVBセキュリティーズ、経営陣による自社買収を模索-関係者
シリコンバレー銀行(SVB)の親会社だったSVBファイナンシャルは、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を3月に申請したが、ベンチャーキャピタル部門のSVBキャピタルとSVBセキュリティーズは、申請の対象外だった。
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