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概要:未使用資本1兆5000億ドル(約210兆円)の投資先を探すプライベート・エクイティー(PE)投資会社は取引相手の極めて強気な価格設定や資金調達環境の悪化などが妨げになり、案件を成立させるのに苦戦している。
メドトロニックやデンツプライ、ビアトリスなどの案件行き詰まる
買い手と売り手の合致により長い時間がかかるとJPモルガン
未使用資本1兆5000億ドル(約210兆円)の投資先を探すプライベート・エクイティー(PE)投資会社は取引相手の極めて強気な価格設定や資金調達環境の悪化などが妨げになり、案件を成立させるのに苦戦している。
この数週間で、バイアウトファンドが成立を目指していた合計300億ドル前後の案件の交渉が暗礁に乗り上げた。事情に詳しい複数の関係者によると、医療機器メーカー、メドトロニックはカーライル・グループとの協議が滞り、戦略的な買い手候補の関心も薄らいだことから、患者モニタリング・呼吸器インターベンション事業を分離独立させる可能性が一段と高まっている。100億ドル近くのバリュエーションを目指しているという。
関係者らによれば、歯科用医療機器メーカーのデンツプライ・シロナの医療製品部門ウェルスペクト・ヘルスケアの10億ドルでの売却計画はPE投資会社の買収案が期待に沿わず、行き詰まっている。さらにヘルスケア製品メーカーのカーディナルヘルスは先週、キャップベストとHIGキャピタルから買収提案を受けていた20憶ドル相当の放射性医薬品部門を引き続き保持すると発表した。
JPモルガン・チェースで欧州・中東・アフリカ地域のM&A金融スポンサー責任者を務めるカルステン・ウォールン氏は、最近は売り手と買い手が期待する価格のギャップを埋める必要があると指摘。また、買い手候補はデューデリジェンス(適正評価)により多くの時間をかけているという。
「買い手と売り手を合致させるのにより長い時間を要する」とし、「PE会社は取引に同意するハードルを相対的に高く設定し、望ましい取引で適正なバリュエーションでない限り、取引に背を向ける」と説明した。
事情に詳しい複数の関係者によると、BCパートナーズは英動物病院チェーンのベットパートナーズの約30億ポンド(約5240億円)での売却を当初目指していたが、現在は少数株売却を含む他の選択肢も検討している。
ブルームバーグの報道によれば、医薬品メーカー、米ビアトリスは投資会社の当初の提案が求める水準に達していなかったため、30億ポンド相当の欧州コンシューマーヘルス部門への買収提案をあらためて募った。
関係者によると、アドベント・インターナショナルは最近、仏バイオメトリクス会社アイデミアの40億ポンドでの売却を撤回。アポロ・グローバル・マネジメントが進めていたジョン・ウッド・グループとTHGの非公開化を巡る交渉も最近決裂した。
関係者らによれば、他の一部取引の検討はなお続いており、協議が合意に至る可能性もある。アドベントとBCパートナーズ、カーライル、デンツプライ、メドトロニックの担当者はいずれもコメントを控えた。
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