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概要:モルガン・スタンレーの米株式担当チーフストラテジスト、マイク・ウィルソン氏は米国株に対する弱気な見方を堅持し、ウォール街に広がる楽観論とは一線を画している。
2023年6月15日 10:14 JST
収益力をもたらしているインフレが鈍化、株式にとって良くない展開
「問題は利益がどうなるかだ」とブルームバーグに語る
モルガン・スタンレーの米株式担当チーフストラテジスト、マイク・ウィルソン氏は米国株に対する弱気な見方を堅持し、ウォール街に広がる楽観論とは一線を画している。
同氏はブルームバーグとの14日のインタビューで、S&P500種株価指数の年末目標を3900にしているとあらためて述べ、現行水準からの約11%下落を示唆。利益のリセッションが進行中だと警告し、「収益力をもたらしているインフレが鈍化するだろう。株式にとっては良くない展開になる」と語った。
ウィルソン氏が語る
Source: Bloomberg
ウィルソン氏によれば、最近の株高を主導したテクノロジー銘柄は「最も大きな利益のリセッション」に見舞われた。「もう終わったとの想定があるが、今年後半も続くだろう」と予想し、「来年の改善前にさらに悪化する」とみている。
ウィルソン氏の見方は、ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・コスティン氏やバンク・オブ・アメリカ(BofA)のサビタ・スブラマニアン氏らが示す米国株に対する強気スタンスとは対照的だ。
S&P500種は直近の安値から20%余り上げ、強気相場入り。ウィルソン氏は12日のリポートで、「20%という節目を突破したことで、弱気相場の終わりを宣言する専門家や市場関係者が増えている」とした上で、モルガン・スタンレーの2023年に関する「基本的見解は現在コンセンサスから大きく外れている」と説明。米株強気派の見方に同意しないと強調した。
同氏は昨年のインスティチューショナル・インベスター調査で株価低迷を正確に予測したとして最も高い評価を受けた。今年は株安が進むと予想したが、S&P500種は年初来で約14%高、ナッスダック100指数は37%高となっている。
ただ、ウィルソン氏は米株式市場への投資を継続。現金を「オーバーウエート」、株式を「アンダーウエート」としている。株式市場は「非常に広範な過大評価」に直面しているが、エネルギーと金融は安く買えるセクターの一角だという。「問題は利益がどうなるかだ」と述べた。
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