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概要:オーストラリア準備銀行(中央銀行)が6日の政策決定会合で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を5月に続き0.25ポイント引き上げた際、タイトな労働市場と住宅価格の上昇に伴う予想外のインフレ上振れリスクを考慮した。20日に公表された議事要旨で明らかになった。
2023年6月20日 11:04 JST
利上げ停止を協議したが「微妙なバランスの」議論経て利上げを支持
加速するサービスインフレやタイトな労働市場が利上げの理由
オーストラリア準備銀行(中央銀行)が6日の政策決定会合で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を5月に続き0.25ポイント引き上げた際、タイトな労働市場と住宅価格の上昇に伴う予想外のインフレ上振れリスクを考慮した。20日に公表された議事要旨で明らかになった。
豪中銀は今月、据え置きとの大方の予想に反し、2カ月連続で金融引き締めを決定している。
豪中銀政策委員会は利上げ停止について協議したが、「微妙なバランスの」議論を経て、2012年4月以来の高水準である4.1%への利上げを支持する結論に至った。これに先だち、4月の月次インフレ指標は予想外に加速していた。
議事要旨は「最近のデータは、インフレリスクがやや上振れしたことを示唆している。このシフトと、インフレ目標への回帰がすでに長期化していることから、政策委はさらなる利上げが妥当と判断した」と説明している。
利上げの決定が微妙な性質のものであり、利上げ停止の可能性を強く示唆したことから、市場関係者らは豪中銀が年内に2回利上げを行うとの見方を後退させた。豪ドルは下落し、一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇していた豪3年債の利回りは上げ幅を縮小。豪州株は上げを拡大している。
今月の予想外の利上げは、加速するサービスインフレとタイトな労働市場、金融状況が以前考えられていたほど逼迫(ひっぱく)していない可能性を示唆する住宅ローン認可の安定化などを反映している。引き締めサイクルを継続する理由としては、ここ数年の生産性の伸びが期待外れで、単位労働コストを高止まりさせる恐れがあることも挙げられている。
豪中銀声明の他の主な内容は次の通り。
利上げはインフレ目標達成により長い時間かかることに基づく
6月の利上げはCPIが目標に戻るとの信頼を高める
経済の生産余力は極めて少なく、失業率も非常に低い
サービスインフレ緩和の兆しは見えず、今後も持続する可能性
生産性が上昇すれば、賃金上昇率はCPI目標と整合的に
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