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概要:欧州・中東企業の4分の1以上はバランスシートが脆弱(ぜいじゃく)だと、助言会社アルバレツ・アンド・マーサル(A&M)が指摘した。新型コロナウイルス禍で企業の負債が積み上がったほか、今は金利上昇やインフレ加速が影響しているという。
欧州・中東企業の4分の1以上はバランスシートが脆弱(ぜいじゃく)だと、助言会社アルバレツ・アンド・マーサル(A&M)が指摘した。新型コロナウイルス禍で企業の負債が積み上がったほか、今は金利上昇やインフレ加速が影響しているという。
A&Mのリポートによれば、2022年は約28%の企業が脆弱なバランスシートを抱え、8.4%は経営が厳しいとみなされた。特に中東、スペイン、ドイツでは苦境に陥っている企業の比率が高かった。
脆弱なバランスシートの企業数は前年から若干の増加となったが、コロナ禍前と比べると12%増えた。
A&Mの欧州・中東・アフリカ地域ファイナンシャルリストラクチャリング責任者、ポール・カークブライト氏らはリポートで「増大した債務を返済できるだけの収益を生み出す力が徐々に損なわれつつある」と指摘した。
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