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概要:米地方銀行持ち株会社パックウェスト・バンコープは、35億ドル(約5000億円)相当の資産担保ローンポートフォリオを米資産運用会社のアレス・マネジメントに売却した。預金流出が懸念される中、流動性増強を目指し資産をさらに手放す。
26日のアレス発表によれば、同社のオルタナティブ・クレジット戦略のファンドが消費者ローンや住宅ローン、タイムシェア債権などの資産を担保とする特殊金融ポートフォリオを購入した。パックウェストは届け出で、合意した取引の第一弾は先週完了し、コスト控除前ベースで20億ドルの現金収益が生じたと明らかにした。
カリフォルニア州ビバリーヒルズに本社を置くパックウェストは、財務増強を図っている。今年は複数の地銀で取り付け騒動が生じ、カリフォルニアとニューヨーク両州で計4行が破綻した。
ブルームバーグはパックウェストがレンダーファイナンス部門とこれに関連したローンの売却を検討していると、4月に報じていた。
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