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概要:欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は27日、ユーロ圏のインフレは新たな段階に入り長く続く可能性があるとして、ECBは利上げ打ち止めを宣言せず引き締め政策を維持する必要があるとの見解を示した。
6月27日、ECBのラガルド総裁は、近い将来に金利がピークに達したと表明する可能性は低いと発言、インフレとの戦いで逡巡があってはならないと述べた。
[フランクフルト 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は27日、ユーロ圏のインフレは新たな段階に入り長く続く可能性があるとして、ECBは利上げ打ち止めを宣言せず引き締め政策を維持する必要があるとの見解を示した。
ポルトガルのシントラで開かれた国際金融会議「ECBフォーラム」で総裁は「金利がピークに達したとの完全な確信をECBが近い将来に表明できる可能性は低い」とし「このため、われわれの政策は会合ごとに決定する必要があり、今後もデータ次第であるべきだ」と述べた。
ユーロ圏では賃金の力強い上昇と予想外に鈍い生産性の伸びが相まってインフレ圧力が高まっている。ラガルド氏は労働市場の回復力と雇用の増加が寄与していると分析。どちらの要因も長く続きインフレ圧力を長引かせる可能性があるとの見方を示した。
ユーロ圏はリセッション(景気後退)に陥ったにもかかわらず、企業は雇用を削減せず賃金上昇に拍車がかかっている。
ラガルド氏は労働力不足を背景に企業が労働者を抱え込んでいることが一因と指摘し「これは生産性の上昇を圧迫している。企業が労働者を維持する誘因はすぐには解消されないだろう」と語った。
歴史的に生産性の伸びが低い業種を中心に雇用が増加がしていることも問題となっている。「これらのことは全て、生産性の伸び悩みによって単位労働コスト圧力が悪化し、名目賃金が今後数年間上昇することを意味する」と述べた。
こうした状況でECBは金利を長期にわたって維持すると明確にせざるを得なくなる。ラガルド氏は「このため利上げを行っても急激な政策転換への期待は高まらず、過去の措置の効果を十分に浸透させることができる」と述べた。
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