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日銀の緩和政策、コアインフレの弱さで正当化される－植田総裁
概要：日本銀行の植田和男総裁は、日本の基調的なインフレのペースが弱いことが超緩和的な金融政策を維持する十分な理由になるとの見解を示した。
2023年6月28日 23:40 JST
日本銀行の植田和男総裁は、日本の基調的なインフレのペースが弱いことが超緩和的な金融政策を維持する十分な理由になるとの見解を示した。
植田総裁は28日、ポルトガル・シントラで開催の欧州中央銀行（ＥＣＢ）フォーラムでパネル討論会に参加。世界的に積極的な金融政策引き締めが進んでいる中、日銀の金融政策アプローチに変化が迫っている可能性を示唆しなかった。
総裁は「ヘッドラインのインフレ率は約３％で、インフレ目標の２％を大きく上回っているが、基調的なインフレ率は依然として２％をやや下回っているとわれわれは考えている」と発言。「そのため、現時点では政策を変更していない」と語った。
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