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ＥＣＢレーン氏、「７月の追加利上げは妥当」－９月以降の判断尚早
概要：欧州中央銀行（ＥＣＢ）のチーフエコノミスト、レーン理事は７月27日に開く次回の政策委員会会合で、政策金利を再び引き上げなければならない可能性が高く、その後さらに引き締めが必要かどうか判断するのは時期尚早との認識を示した。
2023年6月28日 15:33 JST
「持続的な期間を通じて金利は景気抑制的な水準にとどまるだろう」
「急速な利下げを期待に織り込むことが適切とは考えない」
欧州中央銀行（ＥＣＢ）のチーフエコノミスト、レーン理事は７月27日に開く次回の政策委員会会合で、政策金利を再び引き上げなければならない可能性が高く、その後さらに引き締めが必要かどうか判断するのは時期尚早との認識を示した。
レーン理事はＥＣＢフォーラムが開催中のポルトガルのシントラで行われたＣＮＢＣとのインタビューで、「見通しに重大な変化がなければ、７月については追加利上げが妥当と思われる。９月についてあまり熱心に考えてさえいない。今後９月までに得られる非常に多くのデータポイントが存在する」と語った。
同理事は「われわれを（物価目標の）２％から引き離す新たなショックを確実に回避するため、持続的な期間を通じて金利は景気抑制的な水準にとどまるだろう。持続性が極めて重要だ」と発言した。
レーン氏は「今後数年の金融政策の全体像を展望すれば、急速な利下げを期待に織り込むことが適切とは考えない」と述べた。
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