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バイナンス豪州拠点を当局が捜索、デリバティブ関連調査で－関係者
概要：オーストラリアの金融市場規制当局は、暗号資産（仮想通貨）交換業者バイナンスの豪州拠点に対し立ち入り調査を行った。同社が豪州で行っていたデリバティブ（金融派生商品）事業に関する調査の一環だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。
オーストラリアの金融市場規制当局は、暗号資産（仮想通貨）交換業者バイナンスの豪州拠点に対し立ち入り調査を行った。同社が豪州で行っていたデリバティブ（金融派生商品）事業に関する調査の一環だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。
オーストラリア証券投資委員会（ＡＳＩＣ）が４日、バイナンス・オーストラリアの複数拠点を捜索したと、非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。ＡＳＩＣは同社のデリバティブ業務免許を４月に取り消していた。
バイナンス・オーストラリアは４月、豪州のデリバティブ取引所を閉鎖すると発表。同社は先に、一部の豪州ユーザーが誤ってホールセール投資家と分類されていたため、デリバティブのポジションを閉じたと公表していた。ＡＳＩＣによるデリバティブ業務の審査には、同社のリテール・ホールセール顧客の分類も含まれている。
ＡＳＩＣの報道官は「立ち入り調査の可能性など、業務上の詳細については確認も否定もできない」と述べ、同社に対する審査は 「継続中」だと付け加えた。
仮想通貨交換業最大手のバイナンスは「現地当局と協力している」とコメント。「規則に完全に準拠した形で豪州のユーザーにサービスを提供するため、現地の規制基準を満たすことに力を注いでいる」と説明した。
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