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ＩＥＡ、今年の世界石油需要見通し引き下げ－先進国経済低迷で
概要：国際エネルギー機関（ＩＥＡ）は13日、先進国経済の低迷を理由に2023年の世界石油需要が従来予想を下回るとの見通しを示した。
世界燃料消費量は23年に日量220万バレル増－22万バレル下方修正
ＯＥＣＤ加盟国、特に欧州の需要が産業活動の厳しい減速で低迷
国際エネルギー機関（ＩＥＡ）は13日、先進国経済の低迷を理由に2023年の世界石油需要が従来予想を下回るとの見通しを示した。
ＩＥＡは最新の報告書で、世界の燃料消費量は23年に日量220万バレル（約２％）増加すると予想。先月から約22万バレル下方修正した。ただ、需要は今年後半に記録的な水準に達し、在庫が大幅に減少する見込みだとしている。
「世界の石油需要は金融政策の大幅な引き締めをはじめとする厳しい経済環境から圧力を受けている」と指摘。「経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）加盟国、特に欧州の需要は、産業活動の厳しい減速で低迷している」という。
ＩＥＡによれば、需要見通しが弱含みであることから、市場が今後数カ月間に以前考えられていたほど急激に引き締まることはない見通し。ただ、年内に供給不足が顕著になるとし、消費増加分の約７割は石油化学製品の利用を拡大する中国によるものになると説明した。
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