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米ＡＰ通信、オープンＡＩと提携 ニュースに生成ＡＩ活用を模索
概要：米ＡＰ通信は１３日、新興企業オープンＡＩに一部過去記事を使用することを許可していると明らかにした。生成ＡＩ（人工知能）のニュースへの活用を模索する契約に基づくもので、業界に同様の動きが広がる可能性がある。
７月１３日、米ＡＰ通信は、新興企業オープンＡＩに一部過去記事を使用することを許可していると明らかにした。
［１３日 ロイター］ - 米ＡＰ通信は１３日、新興企業オープンＡＩに一部過去記事を使用することを許可していると明らかにした。生成ＡＩ（人工知能）のニュースへの活用を模索する契約に基づくもので、業界に同様の動きが広がる可能性がある。
契約では、ＡＰ通信はオープンＡＩの技術や製品の専門知識へのアクセスができるという。
ＡＰ通信はオープンＡＩの技術を報道に活用する方法については明らかにしなかったが、すでに企業決算やスポーツ関連イベントの要約、書き起こしなどに利用していると説明した。
ＡＰ通信の膨大な量の記事は、対話型ＡＩ「チャットＧＰＴ」のようなＡＩシステムを訓練するために必要な大量のデータを提供することになるとみられる。
ただ、報道業界では、ＡＩが誤情報を生成する傾向にあるとの懸念や、人間とＡＩがつくったコンテンツの差別化における課題から導入が遅れている。
ＡＰ通信のクリスティン・ハイトマン上級副社長兼最高収益責任者（ＣＲＯ）は「生成ＡＩは目まぐるしく変化している分野で、報道業界に多大な影響がある」と強調。「報道機関はテーブルにつくべきだ。この技術を活用し、ジャーナリズムに有益となるようにするためだ」と述べた。
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