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概要:米労働省が14日に発表した6月の輸入物価指数は前月比0.2%下落した。前月比の下落は2カ月連続で、物価上昇圧力が和らいでいることを示した。燃料費は上昇したものの、燃料費以外が大きく下落した。
[ワシントン 14日 ロイター] - 米労働省が14日に発表した6月の輸入物価指数は前月比0.2%下落した。前月比の下落は2カ月連続で、物価上昇圧力が和らいでいることを示した。燃料費は上昇したものの、燃料費以外が大きく下落した。
米労働省が14日に発表した6月の輸入物価指数は前月比0.2%下落し、物価上昇圧力が和らいでいることを示した。2022年7月撮影(2023年 ロイター/Carlos Barria)
ロイターがまとめた市場予想は、関税を除く輸入物価で0.1%下落だった。
5月の輸入物価は0.4%下落と、前回発表の0.6%下落から改定された。
6月の前年同月比は6.1%下がり、下落幅は2020年5月以来、3年1カ月ぶりの大きさとなった。5カ月連続で下落し、23年5月は5.7%下がっていた。
今週発表された6月の消費者物価指数と卸売物価指数の伸びが鈍化したのに加え、今回の輸入物価指数も米経済がディスインフレ局面に移りつつあることを示唆した。
LPLフィナンシャルのチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏は「インフレの道筋はクリアになりつつある。国内経済全体の価格ダイナミクスが持続的に改善していると連邦準備理事会(FRB)が次回の会合で認めることを投資家は想定すべきだ」と述べた。
燃料価格は0.8%上昇。5月は4.3%下落だった。石油価格が1.1%上昇した一方、天然ガスは5.6%下落した。食品は0.3%下落した。
燃料と食料を除くコア輸入物価は0.4%下落。5月は横ばいだった。6月のコア輸入物価は前年同月比で1.5%下落した。
FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ルプキー氏は「ドル高がドル安に転じたにもかかわらず、FRBはインフレ対策で追い風を得た。輸入物価は米国民が支払ってきた財インフレの悪い傾向から脱しつつある」とした。
資本財は0.1%下落。自動車を除く消費財は0.3%下落した。
中国からの輸入価格は0.4%下落。下落は3カ月連続だった。コンピュータ・電子製品が0.7%下落した。中国からの輸入価格は前年同月比で2.3%下落と09年11月以来の大幅な下げとなった。
全体の輸出物価は0.9%下落。5月は1.9%下落だった。農産物は1.6%下落。食肉が上昇したものの、大豆、果物、ナッツが下落した。
農産物以外の輸出価格は0.9%下落。資本財、消費財、自動車価格が上昇した一方、非農業用工業用品・資材や非農業用食品が下落した。
輸出物価の前年同月比で12.0%下落し、1984年9月の調査開始以来、最大の下げとなった。5月は10.2%下落していた。
インフレ率は依然としてFRB目標の2%を上回っている。ただ、物価上昇圧力が和らいでいるため、エコノミストの多くは今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で決定が見込まれている利上げが1980年代以来の迅速なペースで進んだ金融引き締め局面の最後になると予想している。
FRBは2022年3月以来、政策金利を計500ベーシスポイント引き上げたが、23年6月の会合では利上げを見送った。
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