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概要:米大手資産運用会社ブラックロックが14日発表した第2・四半期決算は、プライベート・エクイティの投資利益に押し上げられ、調整後利益が25%増加した。ただ資金流入は鈍化した。
米大手資産運用会社ブラックロックが14日発表した第2・四半期決算は、プライベート・エクイティの投資利益に押し上げられ、調整後利益が25%増加した。ただ資金流入は鈍化した。2018年7月撮影(2023年 ロイター/Lucas Jackson)
[14日 ロイター] - 米大手資産運用会社ブラックロックが14日発表した第2・四半期決算は、プライベート・エクイティの投資利益に押し上げられ、調整後利益が25%増加した。ただ資金流入は鈍化した。
調整後利益は1株当たり9.28ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の8.46ドルを上回った。
第2・四半期末の運用資産(AUM)は9兆4000億ドルと、第1・四半期末の9兆1000億ドルから増加。昨年第2・四半期末時点は8兆5000億ドルだった。
純資金流入額は800億ドル。景気不透明感が高まる中、流入額は前年同期の896億ドル、前期の1100億ドルから減少した。
収入は前年比1.4%減の44億ドル。
ラリー・フィンク会長兼最高経営責任者(CEO)はCNBCのインタビューで、米国のインフレ率は2─4%近辺で推移するとの見通しを示し、「インフレは市場予想より根強いものになる」と指摘。経済環境は引き続き厳しくなるとの見方を示した。
ブラックロックは6月に全従業員の1%未満に当たる人員削減を実施。これに先立ち今年に入ってから500人を削減していた。
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