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概要:投資対象を住宅ローンからローン担保証券(CLO)の最もハイリスクのトランシュ中心へと転換する米国上場ファンドが運用マネジャーにプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社の米カーライル・グループを指名した。
2023年7月18日 9:56 JST
ポートフォリオ売却益をCLOのハイリスク部分取得に充てる計画
18日に「カーライル・クレジット・インカム・ファンド」に名称変更
投資対象を住宅ローンからローン担保証券(CLO)の最もハイリスクのトランシュ中心へと転換する米国上場ファンドが運用マネジャーにプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社の米カーライル・グループを指名した。
ブルームバーグが確認した発表文によると、カーライルはクローズドエンド型の「バーティカル・キャピタル・インカム・ファンド」の持ち分40%を取得する。同ファンドは今月18日に名称を「カーライル・クレジット・インカム・ファンド」に変更し、27日からティッカー「CCIF」でニューヨーク証券取引所(NYSE)での取引が始まる。
同発表文によれば、6月15日の株主総会で承認を得たことから、同ファンドの投資アドバイザーはオークライン・アドバイザーズからカーライル・グローバル・クレジット・インベストメント・マネジメントに代わる。
バーティカル・キャピタルは2011年の設定以来、ほぼ全ての利益を一番抵当の住宅ローンで生み出すポートフォリオを運用してきた。同ファンドは今月、競争的な入札プロセスの結果、ポートフォリオの大半を応札した2社に売却したと発表。売却益はCLOデット・トランシュのエクイティー・ジュニア部分の取得に充てる計画だ。
CLOの資本構造の中でエクイティー部分は最初に損失を吸収するため、通常最もハイリスクで高利回りとみられている。カーライルの広報担当者によると、年内は新規CLOのエクイティー・トランシュのリターンは低水準にとどまる見込みのため、CCIFは当初は流通市場で他の運用会社から同トランシュを購入する方針。
CLO運用で世界2位のカーライルは新ファンドによって、より多くの小口投資家をCLO投資に呼び込める見通し。
CCIFの最高経営責任者(CEO)に指名されたローレン・バスマジアン氏はインタビューで「これは代替クレジットの民主化の一部だ」と述べた上で、「CLOのエクイティーに投資することで、われわれは小口投資家に2桁の利回りをもたらすことを目指すつもりだ」と説明した。同氏はカーライル・インベストメント・マネジメントの米国ローン・ストラクチャードクレジット責任者。
カーライルの広報担当者によると、カーライル・インベストメント・マネジメントのマネジングディレクター、ニシル・メータ氏がCCIFのポートフォリオマネジャーを務める。
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