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概要:米ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループがプライベートクレジット分野の取り組みをさらに強化する。プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社から出資を受ける米企業に第1順位担保権付シニアローンを提供する同社初の非上場ビジネス・デベロップメント・カンパニー(BDC、事業開発会社)を設立する。
2023年7月20日 14:43 JST
EBITDA7500万ドル超の中規模の借り手への融資を目指す
アポロやフィデリティなどの同様の仕組みのビークルに続く
米ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループがプライベートクレジット分野の取り組みをさらに強化する。プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社から出資を受ける米企業に第1順位担保権付シニアローンを提供する同社初の非上場ビジネス・デベロップメント・カンパニー(BDC、事業開発会社)を設立する。
19日の発表資料によると、ジェフリーズ・ファイナンスの資産運用部門ジェフリーズ・クレジット・パートナーズがBDCを立ち上げる。アブダビ投資庁(ADIA)の部門がこれに6億2500万ドル(約870億円)の出資をコミット。BDCは投資可能な資本17億ドルでスタートする。
発表資料によると、同BDCは「しっかりした実績、経験豊富な経営陣、事業規模」を備え、EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)が7500万ドルを超える中規模の借り手への融資を目指す。既に利用可能な資本の12%を投じた。
不安定でシンジケート中心の金融市場を企業が敬遠し、投資家がより高い利回りを求める中、プライベートクレジットは15億ドル規模の市場に成長。ジェフリーズによる非上場BDC設立は、ゴルブ・キャピタルやHPSインベストメント・パートナーズ、ブルー・アウル・キャピタル、アポロ・グローバル・マネジメント、フィデリティなどの同様の仕組みのビークルに続くものだ。
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