简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:米カリフォルニア州の地方銀行持ち株会社パックウエスト・バンコープは借り入れを重ね、窮地に追い込まれていた。そこに商機を嗅ぎつけたのがパックウエストの5分の1ほどの規模のバンク・オブ・カリフォルニアだ。しかも、ディールに前向きなプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社の資金も豊富に待機していた。
テイラー、ウルフ両氏は合併合意の一環として、PE投資会社ウォーバーグ・ピンカスとセンターブリッジ・パートナーズから総額4億ドル(約560億円)の出資を取り付けた。この時のプレースメントエージェントがJPモルガンだった。
今回の取引で決定的に重要だったのは、バンク・オブ・カリフォルニアの助言役も務めたJPモルガンが同行とパックウエストの合併を後押しするために一戸建て住宅のローン債権最大18億ドル相当の買い入れに合意したことだ。バンク・オブ・カリフォルニアとパックウエストはこのローン債権について、合併後に売却する必要があるとの結論に至っていた。
JPモルガンが住宅ローン買い入れ、パックウエスト買収絡み-関係者
ダイモン氏は、パックウエストが地銀を巡る混乱で影響を受けていた4月から同行に強い関心を寄せていた。同氏はコンソーシアムを組み、同行に直接投資することも検討。その動きが混乱を沈静化し、全米の中小銀行が見舞われた預金流出を安定させるだろうと考えていた。
ただ、同氏はその後、政府の主導で経営不振に陥っていたファースト・リパブリック・バンクを5月に救済。しかし、今回のパックウエストの取引で政府の支援は一切なかった。
バンク・オブ・カリフォルニアとパックウエスト、JPモルガン、ウォーバーグ・ピンカス、センターブリッジの広報担当者はいずれもコメントを控えた。
規制当局はこの合併が比較的早く承認プロセスを通過することを示唆しており、今のところ投資家たちも支持しているようだ。
銀行コンサルタント会社コーナーストーン・アドバイザーズのパートナー、アル・ドミニク氏は、高金利のために今年に入ってからこれまで銀行の合併はおおむね抑制されていたが「これは起こるべくして起こった取引の一つだ」と述べた。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。