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老後の蓄え目標2.6億円、達成に自信の米労働者は37％に減少－調査
概要：米労働者は老後資金のための貯蓄を難しいと感じている一方で、必要だと考える老後資金の水準は上昇を続けている。
チャールズ・シュワブ、確定拠出年金に加入する1000人を調査
目標額は前年比６％切り上がる、リタイア先送りを覚悟との回答も
米労働者は老後資金のための貯蓄を難しいと感じている一方で、必要だと考える老後資金の水準は上昇を続けている。
チャールズ・シュワブが２日発表した全米調査の結果によれば、米国では現在の貯蓄目標は平均180万ドル（約２億5800万円）。前年の170万ドルから上昇した。
調査には確定拠出年金（401ｋ）プランに加入する1000人が参加。80％近くが今年はインフレや市場のボラティリティーが貯蓄を増やす妨げになっていると回答した。またこのうち36％は結果的にリタイアする時期が遅くなることを見込んでいると答えた。
老後資金の目標額は前年比で約６％増と、極端に大幅ではないものの、目標達成の「可能性は非常に高い」と考えている労働者の比率は37％と、前年の47％から大幅に低下した。2021年は同53％だった。
米国民が直面する退職後の資金不足は巨額にのぼり、社会保障給付金が減額される可能性もあるため、事態はさらに悪化しかねない。バンガードの最近のリポートによれば、同社の確定拠出型年金プラン加入者の平均残高は昨年末で11万2572ドル、中央値は２万7376ドルだった。
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