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７月の米雇用統計、ＦＲＢに９月行動迫る内容ない－市場関係者の見方
概要：７月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比18万7000人増加（予想20万人増）。失業率は3.5％に低下した。平均時給は前月比0.4％増、前年同月比では4.4％増で、いずれも予想を上回った。
７月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比18万7000人増加（予想20万人増）。失業率は3.5％に低下した。平均時給は前月比0.4％増、前年同月比では4.4％増で、いずれも予想を上回った。
米賃金は予想より伸び、失業率低下－雇用統計は強い労働市場映す (3)
米雇用統計に関する市場関係者の見方は以下の通り。
◎ＢＭＯキャピタル・マーケッツのストラテジスト、イアン・リンジェン氏：
今回の雇用統計には、連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）に９月の行動を迫るような内容は何もない。
◎ＬＰＬファイナンシャルのチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏：
今後３、４カ月に状況は大きく変わり得るが、現在のところソフトランディングのシナリオに変化はない。現時点では、ＦＯＭＣは次回会合で利上げを休止する公算が大きい。労働市場は減速し、インフレは鈍化している。
◎ＰＮＣファイナンシャル・サービシズ・グループのチーフエコノミスト、 ガス・ファウチャー氏：
７月の米雇用統計は、米経済のソフトランディングと整合性がある。雇用の伸びは徐々に減速し、より持続可能なペースになりつつある。最近のインフレ指標と雇用の伸び鈍化を踏まえると、ＦＯＭＣは９月会合でフェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を5.25－5.50％のレンジで据え置きそうだ。ただ今後入手するインフレと労働市場のデータ次第で、年内に追加利上げが実施される可能性はある。
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