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【欧州市況】株は上昇も週間ベースで下落、ドイツ債上昇
概要：４日の欧州株は上昇したが、週間ベースでは１カ月ぶりの大幅安となった。米国の雇用統計では平均時給の伸びが予想を上回り、失業率が低下した。
４日の欧州株は上昇したが、週間ベースでは１カ月ぶりの大幅安となった。米国の雇用統計では平均時給の伸びが予想を上回り、失業率が低下した。
米賃金は予想より伸び、失業率低下－雇用統計は強い労働市場映す (3)
ストックス欧州600指数は0.3％高。週間ベースでは2.4％安と、７月上旬以来の大幅な下げとなった。
ロンバー・オディエ・アセット・マネジメントのマクロ調査担当責任者、フロリアン・イエルポ氏は、「これは米金融政策当局が満足する雇用統計ではない。雇用創出は正常に戻ったが、減少してはいない」と述べた。
欧州債市場ではドイツ債と英国債が米国債に連れて上昇した。米雇用統計は強弱混在と受け止められた。米金融政策は近いうちに、利上げから高水準の金利をどのくらい維持するかに軸足を移す必要があるかもしれないと、政策当局者２人が述べた。
トレーダーが織り込むイングランド銀行（英中央銀行）のピーク金利は来年３月までに約5.80％と、前日からほぼ変わらず。欧州中央銀行（ＥＣＢ）のピーク金利予想は１ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）上昇し、12月までに3.92％となっている。
8月4日の欧州マーケット概観（表はロンドン午後６時現在）
| 債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
|---|---|---|
| 独国債2年物 | 3.01% | -0.01 |
| 独国債10年物 | 2.56% | -0.04 |
| 英国債10年物 | 4.38% | -0.09 |
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