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概要:11日の欧州株は反落し、週間の上げを全て消した。中央銀行がタカ派姿勢を長期化させる可能性が、インフレ低下を巡る楽観を上回った。
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2023年8月12日 3:01 JST
11日の欧州株は反落し、週間の上げを全て消した。中央銀行がタカ派姿勢を長期化させる可能性が、インフレ低下を巡る楽観を上回った。
ストックス欧州600指数は1.1%下落。10日発表された7月の米消費者物価指数(CPI)ではコアインフレ率が緩やかな伸びにとどまったものの、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁がインフレ抑制に向けて連邦準備制度理事会(FRB)にはまだやるべき仕事があるとの考えを述べた。この日明らかになった7月の米生産者物価指数(PPI)の上昇率が予想を上回ったことも、当局が政策引き締めを長期化させるとの臆測を強めた。
業種別株価指数では、テクノロジーや不動産が下げを主導。金融サービスと公益は比較的下げが小さかった。
イタリアの通信会社テレコム・イタリアはほぼ変わらず。同社のネットワークに230億ユーロ(約3兆6500億円)での買収を提案しているプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社KKRは、イタリア政府に最大20%の株式保有を認める覚書を結び、株価は一時急伸したものの引けまでに上げを解消した。
スイスの銀行、UBSグループは上昇。クレディ・スイス・グループ買収で生じ得る損失を政府が補てんするとした協定を、自主的に打ち切ると発表。当初懸念されたほどクレディ・スイス資産に問題がない可能性が示唆された。
ストックス欧州600指数の月間騰落
出所:ブルームバーグ
欧州債市場では、英国債とドイツ債が過去5週間で最大の下落。英国の4-6月国内総生産(GDP)と7月の米PPIが市場予想を上回ったことが背景にある。
英10年債利回りは1カ月ぶりの高水準。短期金融市場が見込む9月のイングランド銀行(英中央銀行)利上げ幅は2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して22bp。市場が想定するピーク金利見通しは9bp上昇して5.83%に達した。
市場が織り込む来年の英利下げ見通しは、9bp縮小して35bpとなった。
ドイツ債は英国債を7bpアウトパフォーム。市場が織り込む欧州中央銀行(ECB)のピーク金利見通しは、前日と変わらなかったが、来年に見込まれる利下げ幅は64bpと、8bp縮小した。
8月11日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 3.04% | +0.06 |
独国債10年物 | 2.62% | +0.10 |
英国債10年物 | 4.53% | +0.16 |
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