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概要:英国の7月のインフレ率は予想通り2022年2月以来の水準に減速した。ただイングランド銀行(英中央銀行)が注視するコアインフレやサービス価格は引き続き上昇圧力が掛かっていることを示した。
[ロンドン 16日 ロイター] - 英国の7月のインフレ率は予想通り2022年2月以来の水準に減速した。ただイングランド銀行(英中央銀行)が注視するコアインフレやサービス価格は引き続き上昇圧力が掛かっていることを示した。
英国の7月のインフレ率は予想通り2022年2月以来の水準に減速した。
英国立統計局(ONS)が16日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が6.8%で、6月の7.9%から減速し、 ロイターがまとめたエコノミストの予想と一致した。
ONSは、ガス価格と電気価格の低下がCPI減速の主因で、食品価格の上昇も和らいだと述べた。
上昇率は、昨年10月の41年ぶりの高水準(11.1%)からはかなり低下したが、中銀の目標である2%を依然大きく上回っている。
食品・エネルギー・アルコール・たばこを除いたコアインフレ率は6.9%で6月から変わらず。エコノミストの予想は6.8%だった。
サービス価格は前年比7.4%上昇で、6月(7.2%上昇)から加速した。
統計を受け、英中銀が利上げを継続するとの見方が優勢になり、ポンド/ドルで小幅上昇した。金融市場は、現在5.25%の政策金利が2月に6%に達する確率を6割程度とみている。
ハント財務相は「物価上昇ペースは落ちてきているが、ゴールには届いていない。今年はインフレ率を半減させる計画を堅持し、できるだけ早期に2%に戻さなければならない」と述べた。
キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ルース・グレゴリー氏は「賃金の伸びとサービス価格上昇がいずれも英中銀の予想を上回った。英中銀がまだ対応が必要なことが明確になったようだ」と述べた。
CPIの減速で、4月以降マイナスで推移しているCPI調整後の賃金実質伸び率が近くプラスに転じる可能性がある。
ただ、製造業部門からの物価圧力は緩和の兆しが見られた。7月の生産者物価は産出価格指数が前年比0.8%低下、投入価格指数が同3.3%低下で、それぞれ2020年10月以来、20年5月以来の大幅低下となった。
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