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概要:米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは今年に入り、フロリダ州の再保険市場が最小限の損害で巨額の保険料収入を実現できるとみて大きく賭けていたが、ハリケーン「イダリア」の接近でその計算は試練に直面する可能性がある。
バークシャーはフロリダ州再保険市場へのエクスポージャー拡大
イダリアは勢力強めて上陸へ、損害は昨年のイアンより少ない公算
米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは今年に入り、フロリダ州の再保険市場が最小限の損害で巨額の保険料収入を実現できるとみて大きく賭けていたが、ハリケーン「イダリア」の接近でその計算は試練に直面する可能性がある。
資産家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャーは、保険料上昇の好機を生かそうとフロリダ州再保険市場へのエクスポージャーを拡大。同社の保険部門責任者は5月にこうした行動について、大規模な暴風雨が発生した場合には150億ドル(約2兆1900億円)の損失を被る恐れがある一方で、数十億ドルの利益を得る可能性もあると説明していた。
保険事業担当のアジット・ジェイン副会長は5月に開催されたバークシャーの投資家向けイベントで「われわれのポートフォリオは極めてバランスが悪い。フロリダ州に大きなハリケーンが来襲すれば、かなりの損失が出るということだ」と話していた。
同社の担当者に29日に電子メールでコメントを求めたが、返答はなかった。
イダリアがフロリダ州のメキシコ湾岸に接近し、30日に上陸すると予想されている中、バークシャーのこうしたアプローチの危険性が注目されている。海水温が高いため上陸前にさらに勢力を強める公算はあるものの、保険会社にはまだ大きな損失をもたらさず、バークシャーの再保険事業にも大きな打撃にはならないとの見方もある。
大西洋のハリケーン・シーズンは11月まで続く。昨年9月にはハリケーン「イアン」が「カテゴリー4」の勢力で同州を襲い、少なくとも150人が死亡、1120億ドル以上の損害をもたらした。イダリアは進路にも左右されるが、イアンの数分の1の損害にとどまると予想されている。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、マシュー・パラゾラ氏は「これが大きな影響を与えるか私は懐疑的だ」と述べ、「彼らが最悪のケースについて話していたときに説明していたようなものではない」と付け加えた。
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