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概要:午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(145.53/56円)とほぼ同水準の145円半ばで推移している。注目度の高い8月米雇用統計が公表されるのを前に積極的な売買は手控えられ、一進一退の展開となった。
[東京 1日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(145.53/56円)とほぼ同水準の145円半ばで推移している。注目度の高い8月米雇用統計が公表されるのを前に積極的な売買は手控えられ、一進一退の展開となった。
9月1日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(145.53/56円)とほぼ同水準の145円半ばで推移している。写真は米ドル紙幣。昨年7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
ドルは朝方はやや値動きの荒い相場となった。仲値にかけてドルは145.70円まで上昇したが、その後145.22円まで下落した。中国人民銀行(中央銀行)が元安緩和を狙い、金融機関の外貨預金準備率を現行の6%から4%に引き下げると発表したことを受けて、人民元買い・ドル売りが進行。ドル売りがドル/円相場にも波及したとの指摘が聞かれた。
市場では「中国当局がどれだけ本気で人民元安を止めてくるかが注目ポイントで、目先も人民元の対米ドルの動きにドル/円がつられる場面があるだろう」(国内銀行・為替営業担当)との意見が聞かれた。
午後に入ってからは、ドルは145円半ばを中心に小動きが続いた。米雇用統計の発表を控え、内容を見極めたいとの思惑が強まったという。足元では米国の経済指標の下振れも相次いでおり、米労働市場の逼迫度合いが緩んできているとの見方が出ている。
T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネジャー、浪岡宏氏は雇用統計の下振れリスクに警戒が必要だと指摘。米国の金融引き締めの効果が出てきているとして、「米雇用統計が弱い結果となれば、ドルは145円前半まで下落するとみている」と話した。
ユーロ/ドルは1.0844ドル付近、ユーロ/円は157.81円付近で、いずれも朝方から横ばい。T&DAMの浪岡氏は、「欧州経済は弱いがインフレは依然として高く、欧州中央銀行(ECB)の政策動向を見極めるのは難しい」と述べ、ユーロはしばらく方向感が出づらいのではないか、との見方を示した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 145.51/145.53 1.0844/1.0848 157.81/157.85
午前9時現在 145.48/145.49 1.0841/1.0845 157.74/157.75
NY午後5時 145.53/145.56 1.0841/1.0845 157.80/157.84
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