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概要:日銀が1日発表した「債券市場サーベイ」の8月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス40となった。前回5月調査(マイナス46)から持ち直した。イールドカーブ・コントロール(YCC)の運用柔軟化を受け、日銀は積極的な金利上昇抑制には動かず、市場機能の改善が続いた。
9月1日、日銀が発表した「債券市場サーベイ」の8月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス40となった。写真は2022年6月、都内の日銀前で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 1日 ロイター] - 日銀が1日発表した「債券市場サーベイ」の8月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス40となった。前回5月調査(マイナス46)から持ち直した。イールドカーブ・コントロール(YCC)の運用柔軟化を受け、日銀は積極的な金利上昇抑制には動かず、市場機能の改善が続いた。
機能度判断DIは機能度が「高い」と答えた割合から「低い」と答えた割合を差し引いた数字で、マイナスの数字が大きいほど市場機能が低下していると判断している市場参加者が多いことを意味する。調査期間は8月1─7日、日銀の国債売買オペ先や大手機関投資家など70社を対象に調査を行った。
(和田崇彦)
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